広島県内農業ニュース

みんなを笑顔にするイチゴを作りたい!

2018.10.02
県内農業

 佐伯中央・イチゴの植え付けJA佐伯中央苺部会では、部会員のハウスで9月中旬より特産「はつかいちご」苗の植え付けが始まった。今年の夏は例年以上に暑さが厳しかったため、苗の生育(花芽分化)が遅れており、植え付けが例年より10日前後遅れている。

 担当の営農指導員は「暑さに加えて9月は日照不足気味だったので生育が心配。10月は天候の回復を願う」と話している。

 今年、就農を果した廿日市市津田の水田耕太さん(34)は「早朝より約2,000株の苗を植え付けていた。初めて経験で不安でいっぱいだが、美味しいイチゴを育ててみんなを笑顔にしたい」と満面の笑顔で話した。

 國宗政子苺部会会長(72)は「若くてやる気のある部会員が増えてとてもうれしい。これから多くの難関が待ち構えていると思うが、先ずは研修で学んだ基本を大切に。悩んだ時はいつでも相談して欲しい。これからの経験が成長の糧になるはず」とエールを送っている。初出荷は12月初旬を予定している。(佐伯中央)