広島県内農業ニュース
向島大玉トマト出荷開始
2018.05.08
県内農業
JA尾道市トマト部会は4月30日、大玉トマト「桃太郎ヨーク」の出荷を始めた。尾道市向島地区でハウス栽培される。1玉200㌘を超えるほど肉厚で、甘みと酸味のバランスがとれた食味が特徴だ。今年度のトマト出荷量は330㌧と見込まれ、県内に出荷される。
同部会の三阪哲美部会長(59)は、「冬の夜間など、温度管理に苦労した」と話す。1月2月の気温が低かったため、初期栽培でトマトの育ちが停滞気味に推移。昨年より約10日遅い出荷となった。
JA向島営農センターの選果場に出荷されたトマトは、検査員が大きさや形、着色具合を判断し、手作業で階級毎に仕分ける。出荷量が増えてくると、選果場内にある選果機を稼働させる。このトマトは尾道市の農産物認証制度「尾道ブランド」にも登録されており、安全・安心な農産物として消費量増及びPRを図っていく。
同センターの則頭昌直係長は「ここまで生育は比較的順調だが、梅雨時期は例年より雨量が多く予想されるので、そのための栽培管理を生産者に呼びかけていきたい」と話す。
(おのみち)