広島県内農業ニュース
産直コーナーに対面販売も コンビニ+Aコープ
2018.04.24
県内農業
広島県内2店目となるコンビニエンスストアのファミリーマートとAコープの一体店舗が、庄原市西城町のJA庄原西城支店の隣にオープンした。店名は「ファミリーマートAコープ西城店」。JA庄原が2010年に同地に開業した「西城生活センター」を1月から改装し、生活基盤と地域交流拠点として、より一層利便性を高めた店舗に生まれ変わった。運営は(株)Aコープ西日本が行う。
新店舗では、同生活センターで取り扱っていた青果、精肉、鮮魚など生鮮品を強化。地元野菜の直売コーナーや庄原市のブランド牛「比婆牛」をはじめとする精肉の対面販売などを行う。Aコープマーク商品や日配品も幅広くそろえ、約4,000の商品を扱う。地域の交流の場になるようにイートインコーナーも16席設置。営業時間も以前より、6時間長くなり利便性が向上した。
同JAの藤原信孝組合長は「地域経済は厳しいが、生活基盤として組合員の皆さんから必要とされる店舗が形態を変えオープンした。JAとして引き続き、地域活性化につながるよう出荷者や生産者を支援したい」と話した。
オープン当日は、約1,000人が来店。女性部西城支部の部員が地元の米を使って作った甘酒の配布や、紅白餅などのプレゼントもあった。同町の藤原和恵さん(70)は「近くには買い物できる店が少ない。商品も充実していて、営業時間も長くなり便利になったのでまた来たい」と喜んでいた。(庄原)