ＪＡ福山市の新市アスパラガス生産出荷組合の廣瀬公人さん（３１）は、グリーンとホワイト、パープルの３種類の鮮やかなアスパラガスセットの出荷を始めた。全農が運営するホームページ、「ＪＡタウン」内の「広島とれたて元気市」と、広島市内のデパートで買い求めることができる。

　セットには３Ｌサイズで極太のグリーンアスパラガスを４００ｇ、ホワイトとパープルをそれぞれ３００ｇ、専用の発泡スチロールに詰める。なかでもホワイトアスパラガスはビニールハウス内に遮光の幕で囲って栽培するため、生産量に限りがあり、ＪＡタウン内では１日１０ケースの限定販売。デパートには、４月下旬まで送り出す予定だ。

　廣瀬さんは、日光で色付くホワイトアスパラガスの変色を防ごうと、日の出前の早朝からハウスに入り、光を当てないように気を付けながら特に太い物を選び収穫。選別作業も細心の注意を払い、２５㌢の長さに丁寧に切りそろえて、彩り良く並べる。

　廣瀬さんは「グリーンアスパラガスは、シャキシャキ、ホワイトは特にやわらかい食感が味わえる。パープルは少し糖度が高いので、いろいろな料理で味わえる。ぜひ食べ比べてほしい」と自信を見せる。（ふくやま）