広島県内農業ニュース

イチジクの販売強化

2013.09.17
県内農業

 JA広島果実連は、県産イチジクが出荷最盛期を迎えたことを受け、県内産地JAと協力して販売の強化に努めている。現在、県内では尾道市、福山市、江田島市などが主産地になっており、県をあげて主要品種「蓬莱柿」の振興を図っている。品種の特性上、毎年8月下旬から9月上・中旬にかけて複数回の出荷ピークがあり、更に前日の湿度や温度で出荷量の増減が激しく変動するため、臨機応変な売場確保が求められる。

 同連では、急な出荷量増加に対応するため県内提携店舗と連携して売り出しや試食宣伝販売を企画するなどして販路の確保に努めている。

 牧本祐一部長は「出荷の急増と急減を繰り返す特徴があり販売が難しい品目だ。あらゆる場面を想定して販売に臨み、産地の負託に応えたい」と話す。今年産は県内全体で400㌧(昨年392㌧)の出荷を見込む。 

(南部)