広島県内農業ニュース

県内最大産地スイートピー初出荷/JA呉沖スイトピア部会

2017.11.28
県内農業

呉・スイートピー初荷受 県内最大のスイートピーの生産地となる江田島市沖で初出荷を迎えた。初日は2,300本が集まり、集出荷場にさわやかな甘い香りが広がる。「門出、優しい思い出」が花言葉になるスイートピーは結婚式、卒業式に使われる3月をピークに4月上旬まで1,000万本が広島県内を始め姫路などへ出荷される。

 JA呉沖スイトピア部会は、1法人を含む18軒の生産者がおり、1987年から30年以上続く部会。出荷は人気のピンクが60㌫を占める。濃淡の幅が広く、また「サンセット」「ショコラ」「ラビオス」などオリジナル品種も多く、50種類以上の品種のスイートピーが栽培されている。

 下川俊治部会長は、「10月の長雨が成長に影響し、例年より2週間ほど出荷が遅れたが、良い仕上がりになっている。部会も高齢化してきたが、生産者一丸となって、生産量を継続できるよう取り組んでいきたい」と話した。
(呉)