広島県内農業ニュース
100%の合格率を目指して/いしじの匠出荷部会
2017.09.19
県内農業
いしじの匠出荷部会の部会員とJA呉の営農指導員は、「こだわりいしじ」の圃場巡回を行い、園地の確認と果実の生育調査を行った。
「こだわりいしじ」はJAくれ選果場のPB商品。出荷前の検査で糖度12度以上の基準に合格した樹の果実のみを専用の箱に手詰めする。出荷には、部会に入会し、「こだわりいしじ」栽培指針に沿って生産された果実であることが条件で、7月下旬までの全面マルチ被覆方法が最も重要。今回、取組む全ての園地でマルチの設置時期、貼り方を確認し合格となった。果実の調査では、土質や土壌の乾き具合、樹体へのストレスでの葉の状態や果実の柔らかさなど細かくチェックを行った。
落海政博部会長は「年々部会員が増えてうれしく思う。「こだわりいしじ」は経営の柱として位置付けられる商品にまで育ってくれた。農業者の所得増大のため、さらなる生産拡大に努めたい」と語った。
JAくれ選果場の今田隆司場長は「これからは園地、樹一本一本の状態管理が重要となる。調査、分析を続け、個別に丁寧な指導を行いながら、こだわりいしじとして出荷できる果実の合格率100%を目指したい」と意気込む。
(呉)