広島県内農業ニュース

県庁レモンを使ったレシピ試食会/大学生が考案

2017.01.18
県内農業

 広島・レモンレシピ開発広島国際大学と比治山大学の管理栄養士を目指す大学生が、広島県庁の敷地で収穫されたレモンを使ったオリジナルメニューを開発した。防カビ剤やワックスなどを使わず、皮まで食べることができる「広島レモン」。その特長を生かした皮まで食べるメニューで「広島レモン」のPRに取り組む。

 広島国際大学が開発した「海風薫るパエリア風ライス~レモンソースかけ~」は、炊飯器でお米を炊く時に、レモン果汁を入れて炊き、レモンライスを作り、レモンドレッシングをかけた一品となった。比治山大学は「えらいすいーレモンじゃが、ドーナツじゃけ甘いんじゃ」を開発。米粉を使った生地にレモン汁を加え、オーブンで加熱。レモンの皮を用いたレモンジャムをかけたヘルシーでレモン風味の楽しめるドーナツとなった。他にも、「レモンフロランタン」や「初恋檸檬」と名付けたクッキー、「レモン香るたらのあんかけ」などを開発した。

 13日にとれたて元気市(広島市安佐南区)で開かれた試食会では、とれたて元気市の来店者50人に4品を味わってもらいアンケートを行った。広島市西区に在住の60代の主婦は「さっぱりしていてとてもおいしい、作ってみたい」と、広島市安佐南区在住の30代の主婦は「子供がレモンが大好きでぜひ作りたい。レシピをお店で紹介してほしい」と好評だった。広島国際大学医療栄養学部医療栄養学科2年生の濱畑咲さんは「おいしくないと言われるか不安だった。日本人の口に合うと言っていただきうれしかった」と話した。

 このオリジナルメニューはひろしま地産地消推進協議会(JA広島中央会、JA全農ひろしま、広島県)が運営するHP「ひろしま地産地消ファンクラブ」で紹介している。
(広島)