広島県内農業ニュース
果物売り場から地元プロ野球チームに声援
2016.08.30
県内農業
勢いにのる地元プロ野球チームを果物売場から応援しようとする取り組みが始まっている。三次ピオーネ生産組合(三次市東酒屋町)が露地ピオーネの出荷に合わせて販売開始した「広島東洋カープ応援パッケージ」だ。
組合と同じ三次市出身の選手永川勝浩投手、梵栄心内野手、友情協力の天谷宗一郎外野手のサインと書があしらわれた記念デザインで、チームカラーの赤とピオーネの黒とのコントラストが美しく、ファン同士や県外に向けた広島発の贈答にと評判になっている。
天満屋の山下隆行バイヤーは「通常は房売りがメーンで箱売りなど贈答需要が減少しがちな時期だけに、応援パッケージは販売の大きな牽引役になる」と評価する。企画したJA広島果実連は「果物業界を挙げて地元チームと選手を応援し、ともに盛り上がりたい」と話す。
組合の露地ピオーネのメーン出荷容器として10月上旬まで販売され、300㌧の出荷を計画している。
(南部)