広島県内農業ニュース
チンゲン菜入りカレーパンを試作/消費拡大と産地PRに期待
2016.08.10
県内農業
JA広島北部ハウス野菜グループは、チンゲン菜を具材に使ったカレーパンを試作した。レシピは、岡田耕治グループ長が考案し、友人のシェフが試作。具材は、チンゲン菜とひき肉をカレー粉で炒め、パン生地には米粉を使った。パンを揚げずにオーブンで焼き、表面はカリッと、生地はモチッとした米粉の特徴を表現した。試食したメンバーやJA営農指導員からは「チンゲン菜の量を増やしてはどうか」、「健康志向の女性に好まれる」、「管内産の米粉とチンゲン菜を使えば、地域ブランドとして話題になる」など意見が出た。
同グループが今年度から毎月1回開く定例会では、各ハウスの生育や試験栽培の状況など情報共有を図り、安定生産と良品出荷に取り組む。岡田グループ長は「チンゲン菜の消費拡大のために、食べ方も提案する必要がある。6次産業化にも取り組み、元気な産地をPRすることで新規就農者も増やしたい」と意気込む。
JA広島北部は、農畜産物の販売高55億円をめざし、2014年度から第3次中長期営農振興計画“再チャレンジ「GO 55作戦」を進める。今年度、同グループは27戸の生産者が15ヘクタールでチンゲン菜やホウレンソウ、小松菜などを栽培する。目標販売高6500万円をめざす。
(広島北部)