広島県内農業ニュース
地域の特産目指して結成して10年目/庄原市の敷信自然薯同好会が自然薯の収穫作業
2015.11.24
県内農業
庄原市敷信(しのう)地区で自然薯の栽培に取り組む「敷信自然薯同好会」では今年初めての収穫が始まった。今年結成10年目で自然薯を地域の特産にしようと栽培方法の研究を重ね、成果が年々表れている。今年も出来は良く、長さ、太さともに十分。収穫量は700~750本で12月初旬まで収穫は続く。
今年は5月下旬に4㌃の圃場に1300個の種芋を植えた。植え付け作業では、自然薯がまっすぐに伸びるように、長さ120㌢のパイプを縦半分に切って土の中に埋めて種芋を置く。植え付け後の草取りなどの管理も、会員が協力した。収穫作業では表面の土を鍬でとりながら、スコップや手作業で掘り出した。
収穫した自然薯は、1日に開かれた地域の「ふるさと祭り」で販売された。今後も庄原市内の農産物直売所「食彩館しょうばらゆめさくら」や広島市内の農畜産物直売所「JA交流ひろばとれたて元気市」に並び、試食販売などのPR活動にも力を入れる。会員の須原実さん(66)は「対面販売などを通じてリピーターのお客が増えたことが嬉しい。今後も良品率を上げて頑張りたい」と話した。
(庄原)