広島県内農業ニュース
めざせ!経営者 県農業教育連絡協大学校で宿泊研修
2015.08.26
県内農業
広島県農業教育連絡協議会は18~19日の2日間、庄原市内の県立農業技術大学校で、農業経営に対する意欲を高め、就農を目指してもらおうと、宿泊農業研修を開いた。県内5つの農業高校の生徒約20人が参加し、講演や意見交換、体験実習を通じて、農業経営の考え方を学んだ。
18日は、庄原市にある(株)福本農産の細井澄秋さんと金本園芸工房の金本哲弥さんが就農した経過や現在の経営状況などを説明。金本さんは「農業は自ら工夫をすることができる。就農計画をしっかり作り、自分がどういう農業をしたいのか考えてもらいたい」と呼び掛けた。その後は、土壌診断や果実の糖度測定などの実習があった。
19日には生徒らが「野菜」「花き・果樹」「畜産・トラクター運転」の3班に分かれ、校内の畑で体験実習もした。
参加した県立庄原実業高等学校2年生の重田瑞希(16)さんは「農業が好きで、経営や技術を学べる大学への進学を考えている。実際に参加してとても楽しかった」と話した。