広島県内農業ニュース
箕島ナス部会設立
2015.07.07
県内農業
福山市箕島町で若い担い手を中心にナスを栽培する生産者らが集まって、箕島ナス部会を新たに設立した。同部会は夏期に生産収入を確保したいという思いから設立に至った。生産農家は5戸で構成し、0.2㌶で栽培する。6月下旬には30箱を福山、岡山市場へ送り出した。初年度は出荷目標15㌧を目指す。
生産者は収穫したナスを丁寧に水洗いし、4等級に仕分け1箱5㌔ずつ詰め、JA福山市箕島共同選果場へ持ち込む。春先の低温の影響により生育が心配されたが、気温の上昇とともに回復。水の管理に努めたことにより皮に張りと艶があり、上々の仕上がりだ。生産者は、梱包時に額でナスに傷をつけず商品価値が上がるよう、良質出荷を心掛けた。出荷作業は9月下旬まで週5日の集荷を予定し、7月中旬にピークを迎える。
同部会の水藤昌幸部会長は「まだまだわからないことも多いが、部会が一丸となり箕島のナスを盛り上げたい」と意気込んだ。
(福山市)
トメ