広島県内農業ニュース
年金相談機能の強化
2015.07.07
県内農業
JA広島中央は、窓口と渉外の担当職員を対象にした年金研修会を各支店で開き、年金相談機能の強化と「ねんきん倶楽部」会員の獲得に取り組んでいる。支店ごとに研修会を開くのは初めて。地域に密着したJAとして、組合員・利用者が安心して年金の相談や利用ができる金融機関を目指す。
研修会では、グループ討議などを織り交ぜて年金の知識を深める他、利用者役と担当者役に分かれてロールプレイングを行い、利用者の立場に立ったアドバイスや提案ができるようにする。JAは年金担当者を各支店に1人配置し、担当者会議を開くなどして年金獲得に力を入れてきた。利用者との接点である窓口と渉外担当者が知識を深めることで、アドバイスと相談機能を強化していく。銀行業務検定の年金アドバイザーの資格を取得するよう指導するなど、更なるレベルアップを図る。
JAは、公的年金の受取をJA口座に指定している人を対象にした「ねんきん倶楽部」を2014年度に発足した。今年度は対象者を広げ、年金の受け取り予約をした人も会員となり、サービスや特典が受けられる。利用者の中には、内容を知らない人も多いため、窓口・渉外担当者がパンフレットで詳しく説明することで、会員の獲得を図る。今年度は新規会員1000人の増員を目指す。
JA金融管理課の渡辺泰成課長は「職員のレベルアップを図り、利用者が安心して相談できる金融機関を目指す」と話す。
(広島中央)
トメ