広島県内農業ニュース

県内トップ切り「ピオーネ」出番

2015.06.30
県内農業

南部・県産ハウスピオーネ出番 中元商戦の主力品種となる県産「ピオーネ」の出荷が始まった。県内トップを切って出荷を始めたのはJA福山市沼隈ぶどう選果場だ。今年産は5月以降の好天で例年にも増して糖度の乗りが良く、粒肥大や房型の仕上がりも良好だ。また夜温と昼温の寒暖差もあったことから着色歩合も良く、品種特有の漆黒色が際立つ出来栄えだ。広島市中央卸売市場に25日に入荷した果実72キロはセリにかけられ上位等級品はキロ当たり2100円で取り引きされた。JA広島果実連の牧本祐一部長は「景気回復基調から昨年より多いペースでギフトの注文が集まっている。間もなく本格化する県産夏果実販売の天王山である中元商戦を産地主導でけん引したい」と話す。間もなく県内各地から出荷が始まり、ハウス物は8月中旬まで販売される。

(南部)