広島県内農業ニュース

「支え合い笑顔の会」発足半年

2015.06.03
県内農業

庄原・女性部支え合い活動 JA庄原女性部比和支部は2014年の秋、助け合い組織「支え合い笑顔の会」を立ち上げた。活動は、お隣、ご近所といった身近な人への声掛けをすることで互いに支え合い、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせることを目指す。組織を立ち上げて半年が経ち、女性部員の間には「地域で支え合う」という意識が徐々に浸透。支部活動を休止していたところでは、再び女性部活動を始める動きも出てくるなど、部員の意識向上や、やる気にもつながっている。

 声掛けの対象は、比和町に暮らす75歳以上の一人暮らしや二人暮らしの世帯約50人。女性部員の電話掛けや直接会うなどの方法で積極的に声掛けをする。森沖美幸支部長は「遠くの親戚より近くの他人と言われるように、お隣やご近所との普段の付き合いが大切。声掛けも自分が住む近所の人を中心に始めている」と話す。

 同町の上町地区では、誰かの家に頻繁に集まり手作りの漬物や山菜料理などを囲んで会話を弾ませている。八野アイコさん(83)は「毎日近所の誰かと顔を合わせる間柄だが、みんなで集まって色々な話しをするのが楽しい」と笑顔で話した。森沖支部長は「地域で今後も安全・安心に暮らしていくためには、支え合いの取り組みがないとできない。声掛けの対象者を広げて元気な地域づくりを目指したい」と意気込む。
(庄原)