広島県内農業ニュース

「ゴールデン文旦」を出荷 根強い贈答需要

2015.04.30
県内農業

 南部・ゴールデン文旦出荷1色鮮やかな金色に輝くカンキツ「ゴールデン文旦」の出荷が始まった。JA広島ゆたか管内で栽培されたもので、糖度13を超える濃厚な甘味と独特のサクサクした食感が特徴だ。品種名は「大橘(おおたちばな)」で、見栄えする美しい外観から商品名を「ゴールデン文旦」と命名して販売している。

 ぶ厚い果皮には品種特有の甘い香りがあり砂糖菓子の原料にもなる。また貯蔵性も良いことから気温が高くなる春以降に販売できるカンキツとしても知られており贈答用としての需要も根強い。

 JAの山根和貴部長は「季節感ある春らしい外観に相応しい味と香りが特徴で固定客も多い。大型連休の需要期に向けて販売を強化したい」と話す。4月末まで出荷される。

(南部)