広島県内農業ニュース
比婆牛の復活へ―JA庄原管内5会場で秋季子牛共励会開く―
2014.11.25
県内農業
JA庄原は11月下旬にかけて管内5会場で秋季子牛共励会を開いている。JA管内は県内有数の和牛産地で共励会は畜産農家の生産意欲向上を目的として毎年夏・秋の2回開く。今秋の子牛共励会には約60頭が出品される予定。
17日には庄原市内の小奴可集畜管理センターで東城地区の共励会を開き、15頭の子牛が出品された。個体審査、比較審査の結果、優等賞首席には品位や均称に優れた重藤豊輝さん出品の「ゆりばば1号」が輝いた。
審査終了後には、3年後に開かれる第11回全国和牛能力共進会への出品に向け、第7区、8区、9区の交配種雄牛の決定を説明した。今年7月、JAは庄原市や生産者と一体となって、和牛ブランド「比婆牛」の復活に向けた取り組みをスタートさせたこともあり、JA全農ひろしま三次家畜市場の羽賀博之場長は「比婆牛ブランドへの取り組みを追い風に、生産者や関係機関が一体となってJA庄原管内から3年後の全共への全区出品を目指してもらいたい」と述べた。
(庄原)