広島県内農業ニュース

グリーンツーリズム34夏・秋収穫作業体験

2014.09.17
県内農業

  JA広島農青連が主催する「グリーンツーリズム34夏・秋収穫作業体験」を15日までの4日間で開いた。県内の青壮年連盟の部員宅に宿泊し、農業・農村生活の体験を通じ、農業・農村に対する理解を深めてもらう企画。大学生、社会人6人が、受け入れ先の青壮年部員と交流しながら、トマトの収穫や牛の世話、稲刈りなど体験した。


 比治山大学短期大学部2年の早稲田栞さん(19)は庄原市高野町を訪れ、トマトの下葉の処理やリンゴ、トマトの加工品販売などを体験。早稲田さんは、6月のグリーンツーリズム34にも参加。2度目の参加となったのは、お世話になった同町の馬舩純一さん家族との再会と、春に自分が植え付けた大玉トマトの収穫をしたかったからと言う。

 早稲田さんは「祖母が野菜やナシを栽培している姿を見て、農業に興味を持った。将来は、家庭菜園をして何かを育ててみたい」と目を輝かせた。受け入れた馬舩さんは「今回も訪れてくれてうれしい。農業体験だけでなく、高野町の良さを感じファンになってもらいたい」と熱く語った。


 松田俊一さん(23)は三原市久井町を訪れ、牛舎の作業や稲刈り、花の植え付けを体験。「色々な農業を体験し、将来に活かしたい」と話した。受け入れた酪農経営をする槇元昌富さんは「酪農を含め、地域での就農に役立つことを見つけてほしい」と語った。