広島県内農業ニュース

東広島市でトルコギキョウの出荷最盛期

2014.09.02
県内農業

 JA広島中央管内でトルコギキョウの出荷が最盛期を迎え、東広島市フラワーグループは出荷作業に追われている。今年は、好天に恵まれ、着色が良く、順調に仕上がっている。県内の市場やJA直売所への出荷は、11月まで続く見通し。


 トルコギキョウは花持ちが良く、夏の暑さにも強いのが特徴で冠婚葬祭を中心に人気が高い。天候による影響が少ない同市では、ハウス栽培に限らず露地で栽培する生産者も多い。


 同グループは2004年に結成。現在26戸の農家が90㌃で25万本を栽培している。トルコギキョウの消費拡大を目指し、ブランド化を図ろうとPR活動に力を入れている。


 同市西条町でハウス9棟(20㌃)を作付けしているグループの六日市博会長(43)は、白い花に紫の覆輪が入った夏に人気の品種「ロジーナブルーピコティー」など7500本を出荷する。

 栽培が難しいと言われている冬場に暖房器具を活用して、通年出荷ができるよう工夫もしている。六日市さんは「1年を通じて出荷できるよう試行錯誤している。きれいなトルコギキョウを多くの方に楽しんでもらいたい」と意欲を見せる。
(広島中央)