〜地域で育み次代へつなぐ農と共同〜第26回JA広島県大会

地域で育み次代へつなぐ農と協同

JAグループ広島は、平成24年11月20日に、第26回JA広島県大会を開催し、今後3年間のJAグループ広島がすすむべき方向性を示す『地域で育み次代へつなぐ農と協同』を決議しました。

今回の大会決議では、組合員の著しい高齢化に対応するため、組織基盤の拡充強化を土台とし、持続可能な地域農業の実践と総合事業性の発揮、及び将来にわたる経営基盤の充実強化に取り組むこととしております。

私たちはこの3年間に、社会・経済に甚大なる影響を与えた東日本大震災と原発事故を経験しました。TPPの問題、農業者の減少・高齢化の問題も待ったなしです。まさに今、農と協同を次代へつなぐために守るべきものは何か、優先すべきことは何かを常に考え、適切に取り組みをすすめることが求められています。 JAグループ広島は、この大会決議をもってそれを明らかにし、安心して幸せに暮らせる地域社会の実現に向け邁進してまいります。

大会決議事項を着実に実践に結び付けていくために、すべてのJAが取り組む重点実施事項と、それぞれのJAが置かれた状況に応じて取り組む事項を明確に分けて事業計画に反映させ、進捗管理を徹底し、JAグループ広島が一体となって取り組みます。

大会概要

議案上程
広島県農業協同組合中央会 専務理事
坂本 和博
議案上程
「身近で親しまれるJA」を目指して~医療福祉事業の取り組み~
JA福山市 総務部医療福祉課 課長  猪原 耕一 氏
JA三次の支店を中心とした食農教育活動の取り組みについて
〜子どもたちに、食の営みを通じて“いのち”の大切さを伝えたい〜

JA三次 営農経済部 組合員生活課 課長 滝口 彰子 氏
記念講演
『実践。里山資本主義』
 講師/藻谷 浩介 氏
 (株)日本総合研究所 調査部 主席研究員
 (株)日本政策投資銀行 地域企画部 特任顧問
  特定非営利活動法人 ComPus 地域経営支援ネットワーク 理事長
<講師プロフィール>
1964年、山口県生まれ。平成合併前に3,200市町村の99.9%、海外59ヶ国をほぼ私費で訪問し、地域特性を多面的に把握。東京大学法学部卒業後、日本開発銀行入行、米国コロンビア大学ビジネススクール留学、日本経済研究所出向などを経ながら、2000年頃より地域振興の各分野で精力的に研究・著作・講演を行う。2012年より現職。公職やテレビ出演多数。近著「デフレの正体」(角川oneテーマ21)はベストセラーとなった。