第28回JA広島県大会〜組合員とともに自己改革で未来を創る

大会決議

“組合員とともに自己改革で
未来を創る” に関する決議

わが国全体が人口減少や超高齢社会を迎え、広島県の農業・農村では、地域農業とくらしの持続性が大きく揺らいでいる。一方、集落営農組織や農業生産法人等、地域農業をリードする担い手の存在感が増すなど新たな動きも見られる。
こうしたなか、政府は、TPP等の国際通商交渉を大きく進めるとともに、引き続き、政府主導による「農協改革」を推し進めようとしている。
加えて、JAグループは今、「農業・農村の危機」「組織・事業・経営の危機」「協同組合の危機」という3つの危機に直面している。

時代も価値観も大きく変化しているが、私たちは、人と人のつながりを基本とする協同組合理念が今後とも時代の基軸理念であると確信する。そのうえで、「農業者の所得増大」と「農業生産の拡大」に向けた取り組みを徹底するとともに、組合員との結びつきを深め、「地域の活性化」に総力を結集しなければならない。

私たちは、第28回JA広島県大会において、目指す将来像に「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として社会的役割を果たす姿を置き、「組合員とともに自己改革で未来を創る」取り組みを確認した。
JAグループ広島は、その総力を挙げて、組合員の意思に基づいた創意ある自己改革と農業者や地域住民が一体となった協同活動の取り組みに邁進する。

このため、次に掲げる6つの事項の実践に全力で取り組む。

  1. 組合員の声を聴き・声に応える徹底した話合い実践運動の展開
  2. 農業者の所得増大、農業生産の拡大に向けた取り組みのステップアップ
  3. 組合員のアクティブ・メンバーシップの確立と総合事業を通じた地域活性化への貢献
  4. JAファーマーズ・マーケットを起点とした農と協同の地域づくり
  5. 自己改革の実践を支える経営基盤の確立と将来を展望した県内JA合併構想の実現
  6. 「平成30年7月豪雨」災害からの復興支援に協同の力を結集

以上、JAグループ広島の総意として決議する。

平成30年12月17日
第28回JA広島県大会


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