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TPP(環太平洋連携協定)ってなに?

[1] TPP(環太平洋連携協定)とは

すべての関税をゼロにする交渉(関税撤廃交渉)としてのTPP
TPPとは、「環太平洋連携協定(Trans-pacific Partnership)」の略称です。9ヵ国間で関税を撤廃し、自由に貿易をしようというものです。関税撤廃以外にも、様々な国内基準の規制緩和・撤廃なども交渉内容となっています。
TPPは、2006年にチリ、NZ、ブルネイ、シンガポールの国内市場が小さな国同士で結ばれたFTAが始まりです。そこに、アジアでの輸出拡大によって雇用拡大を目指す米国が参加を表明して注目を浴びるようになりました。
関税撤廃以外も交渉内容に含まれるのがTPP
TPPは関税撤廃以外にも、様々な国内基準の規制緩和・撤廃なども交渉内容となっています。他国に物を売るとき、障壁となるのは関税だけではありません。他国の国内基準(例:残留農薬基準や輸入牛肉の月齢制限)が自国の基準より高ければ、物を売るときの障壁となります。関税以外に貿易の障壁となっているものを、非関税障壁といいます。TPPを結ぶと、この非関税障壁を無くすよう求められることになります。

[2] 日本はこれまでの貿易交渉でどう対応してきたか?

日本は、これまでにWTO交渉やEPAといった貿易交渉に取り組んでいる
WTO(世界貿易機関)は、関税を削減する加盟国共通のルール(品目ごとの関税率)を作っています。WTO農業交渉で日本は、日本にとって大事な農産物や、輸入によって国内への影響が大きい農産物については、適切な水準の関税を残したいと主張しています。
関税を減らす話し合いでは、立場が異なる国同士の対立もあり、交渉がなかなか進みません。そこで、2国間または複数国間で関税を撤廃して貿易を拡大しようというのがFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)です。
日本がこれまで結んできたEPAでは、貿易総額の90%は関税を撤廃し、残り10%で日本にとって大切な一部の農産物の関税については除外・例外扱いしてきました。その代わり、相手国の農業・農村の発展に協力(農業技術や食品安全、貧困解消などを支援)することで、お互いの国の事情を尊重し合ってきました。
TPP参加国のうち、日本が既にEPAを締結しているのは、チリ、シンガポール、ブルネイ、マレーシア、ベトナム。ペルーとは交渉中。
日本はこんなにも開放されてきた
注:1)タリフラインごとの関税率を用いてUR 実施期間終了時(2000 年)の平均関税率
    (貿易量を加味していない単純平均)を算出
  2)関税割当設定品目は枠外税率を適用。この場合、従量税については、各国が
    WTO に報告している1996 年における各品目の輸入価格を用いて、従価税に換算。
  3)日本のコメのように、1996 年において輸入実績がない品目については、平均関税率の算出に含まれていない。
出所:OECD「Post-Uruguay Round Tariff Regimes」(1999)
・日本の農産物平均関税率は約12%であり、他国と比較しても十分低い水準 ・高関税品目(コメ、乳製品、砂糖など)は、農産物全体のわずか9%

署名にご協力いただいた数
280,832名

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