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地産地消ってなに?

世界の情勢・背景

世界の食料需給は不安定

世界的な食糧需給の構造的ひっ迫

国連によると世界の人口は2010年に69億人、50年に91億人を超えると予測(中位推計)されています。FAO(国連食糧農業機関)によると、09年には世界の飢餓人口は新たに1億人以上増加し、約10億2,000万人になったと推計しています。
こうした状況から、国際的に食料安全保障に対する期待が高まり、各国で食料増産や食料自給率の向上が求められています。
食料自給率が低く、多くの食料を輸入に頼っているわが国の食料安全保障に国民は不安を抱いており、不測の事態が生じても食料を安定的に供給できる仕組みが求められています。

世界人口の推移(中位推計)
世界人口の推移(中位推計)
世界の飢餓人口の推移
世界の飢餓人口の推移
人口増、燃料用等で穀物需要が増加

人口増加や開発途上国の経済発展に伴い、世界の穀物需要量は年々増加しています。生産量も長期的には増加傾向で推移していますが、年によっては消費量を下回っており、期末在庫量も低水準が続いています。また、世界の耕地面積は40年前からほとんど増えておらず、1人当たりの耕地面積は減り続けています。
近年は、飼料用やバイオ燃料用など食用以外での穀物需要が増大しています。2008年の推定によると、アメリカではバイオエタノールの生産量が5年前の3倍となりました。同国のトウモロコシのバイオエタノール仕向け割合は30%で、輸出仕向け割合(14%)を大きく上回ると推計されています。
さらに輸出国の禁輸措置や投機マネーの流入などの要因が加わり、米、小麦、大豆、トウモロコシの国際価格は、上昇傾向にあります。

主な穀物の価格
主な穀物の価格

資料:ロイター・ES=時事
注1)シカゴ商品取引所(CBOT)の毎月第1金曜日の期近価格。米は、タイ国家貿易取引委員会公表の各第1水曜日のタイうるち精米100%2等のFOBの価格
注2)1ブッシェルは、大豆・小麦が27.2155kg、トウモロコシは25.4012kg

気候変動と異常気象

気象庁によると、2009年の世界の平均気温(速報)は、平年(1971年?2000年の平均値)と比べプラス0.31度と、統計開始以来3番目に高い値となる見込みです。1990年代半ば以降は高温となる年が多くなっています。
地球温暖化を含めた世界的な気候変動は、温室効果ガスが大きな原因だとされています。
日本の2009年の平均気温(速報)は、平年比プラス0.58度になる見込みです。この100年で年平均気温が1.13度上昇しており、特に1990年以降高温となる年が頻出しています。温室効果ガスによる気候変動により、水稲の潜在的な収量の減少や、果樹の栽培適地の移動などが予測されています。一部の農作物では、高温障害などの発生が問題化しています。水稲では粒が乳白化したり細くなったりする白末熟粒が多発、果樹では果実の着色不良などが各地で報告されています。

気候変動が世界各地の食料生産に与える影響
気候変動が世界各地の食料生産に与える影響

資料:IPCC「第4次評価報告書第2作作業部会報告書」(2007年4月公表)を基に農林水産省で作成

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